公認審判員資格について
バレーボールの公認審判員資格には,国内ライセンスと国際ライセンスがあります。
【国内ライセンス】
国内では,以下に示す5種類のライセンスがあります。
A級並びにA級候補はJVAが管轄し,B級並びにC級は各都道府県協会が管轄しています。
資格 | 認定 | 活動 | 認定条件 |
名誉 | JVA | 後進の指導・助言 | 審判活動に目覚しい功績のあった方 |
A級 | JVA | JVA主催競技会の決勝審判 | A級候補での活動実績による |
A級候補 | JVA | A級に準じる | JVAの主管する審査講習会を受講し,合格すること。 |
B級 | 各都道府県協会 | JVA主催競技会の審判 | 各都道府県協会の主催する審査講習会を受講し,合格すること。 |
C級 | 各都道府県協会 | JVA主催競技会の都道府県予選会の審判 | 各都道府県協会の主催する審査講習会を受講し,合格すること。 |
A級のライセンスを取得するには,JVAが主管する「A級公認審判員資格取得審査講習会」を受講して,筆記テスト並びに実技テストに合格しなければなりません。なお,この講習会の受講は,年齢40歳未満でB級審判員の資格を有し,所属する各都道府県協会の推薦が必要です。この講習会の合格者はA級候補審判員となり,その後の活動実績によりA級審判員に昇格します。
B級,C級ライセンスは,各都道府県協会の主催する講習会を受講して,筆記テスト,実技テストに合格しなければなりません。合格者は各都道府県協会からJVAに推薦され,B級,C級審判員として認定されます。受講資格や講習会の内容などについては,各都道府県協会ごとに独自の規定が設けられています。
広島県の場合には,以下のようになっています。
C級ライセンス
各年度始めの4〜5月に県内各地区(広島・東広島地区,福山地区,呉地区,三次地区,尾道・三原地区)で開催される審判員資格取得講習会を受講します。講習会ではルール解説と筆記テスト並びに簡単な実技指導があり,受講者はC級審判員候補としてその後1年間活動して戴き,その実績に基づいてC級審判員として公認されます。
B級ライセンス
2年に1回開催される広島県バレーボール協会 「B級公認審判員資格取得審査講習会」を受講して,筆記テスト並びに実技テストに合格しなければなりません。この講習会の受講は,年齢40歳未満でC級審判員の資格を有し,県内各地区の審判委員会の推薦が必要です。この講習会の合格者はB級候補審判員として活動して戴き,その実績によりB級審判員として公認されます。
【国際資格】
国際審判員には,以下に示す3種類のライセンスがあります。
資格 | 認定 | 活動 | 認定条件 |
FIVB レフェリー |
FIVB | オリンピックや世界選手権などの決勝審判 | インターナショナルレフェリーのうち,審判技術・人格ともに優秀と認められたレフェリー |
インターナショナル・ レフェリー |
FIVB | 各種国際大会の審判 | FIVB主催の資格取得講習会を受講し,合格すること。合格者は国際審判員候補となり,その後の活動実績により認定。 |
ナショナル・ レフェリー |
JVA (FIVB 登録) |
国内大会の審判(Vリーグなど) | FIVBに登録されている国内資格をもった審判員(日本ではトップクラスのA級審判員が登録されている) |
インターナショナルレフェリーのライセンスを取得するには,少なくとも3年間FIVBに登録されたナショナルレフェリー(日本ではトップクラスのA級審判員)であり,英語が堪能で,40歳未満であることの3条件を満たし,FIVBが主催する資格取得講習会を受講して,英語力,理論,口頭試問,実技テストなどに合格することが必要です。合格者は国際審判員候補に指名されて,その後の活動実績によってインターナショナルレフェリーのライセンスが認定されます。
各種大会で審判活動をして戴ける審判員の数が不足しています。バレーボールが好きでバレーボールの審判に関心のある方,トライしてみませんか?審判員資格の取得に関するお問い合わせなどがありましたら,お気軽に連絡ください。
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