全日本9人制バレーボール実業団女子選手権大会


 7月15日(金)〜18日(月)に,大分県別府市の別府総合体育館(別府アリーナ)で平成17年度 全日本9人制バレーボール実業団女子選手権大会が開催され,呉協会所属の実業団チームであるバブコック日立女子バレーボール部が広島県代表として出場しました。

 今年で57回目を迎える本大会では,出場チーム数は減少したものの,全国各地の代表32チームが出場して実業団ナンバー1チームが争われました。
 会場の別府アリーナは,平成15年7月に新しく完成した体育館で,呉オークアリーナと良く似た作りの体育館ですが,サブアリーナを含めればバレーボールコートが6面とれる非常に大きな体育館で,3年後に開催される大分国体ではバレーボール競技のメイン会場として使用される予定の体育館です。

全日本9人制バレーボール実業団女子選手権大会開会式
(平成17年7月15日 於:大分県別府市 別府アリーナ)
          開会式の様子
        (別府アリーナ メインコート)
 開会式でのバブコック日立女子チーム
 (右は同じ広島県のマツダ女子チーム)

【予選グループ戦(7月16日)】

 大会2日目の16日には,推薦出場でシードされた5チームを除く27チームが7組のグループに分かれて,決勝トーナメント戦への進出をかけて予選グループ戦が行われました。
 バブコック日立は,強豪揃いのグループとなった予選第7組で,佐賀県代表「佐賀エレクトロニクス」,兵庫県代表「三洋電機洲本」と対戦し,接戦を繰り広げて良く健闘しましたが,あと一歩及ばず惜しくも決勝トーナメント戦進出を逃し,予選グループ戦敗者で行われる下位トーナメント戦にまわることになりました。

予選第7組
佐賀
エレクトロニクス
(佐賀県)
21 - 12 バブコック日立

(広島県)
21 - 15

三洋電機洲本

(兵庫県)
21 - 19 バブコック日立

(広島県)
17 - 21
21 - 12
三洋電機洲本 vs バブコック日立
(手前がバブコック日立)


【下位トーナメント戦(7月17日)】

 大会3日目の17日には,決勝トーナメント戦のほかに,予選グループ戦の敗者7チームで下位トーナメント戦も行われました。バブコック日立は,1,2,3回戦で長野県代表「松本市役所」,静岡県代表「明電舎沼津」,神奈川県代表「山武」をいずれもストレートで下して,下位トーナメント戦の1位となりました。

1回戦
バブコック日立

(広島県)
21 - 9 松本市役所

(長野県)
21 - 6
2回戦
バブコック日立

(広島県)
21 - 13 0 明電舎沼津

(静岡県)
21 - 7
3回戦(下位トーナメント1位決定戦)
バブコック日立

(広島県)
21 - 15 0 山  武

(神奈川県)
21 - 18
バブコック日立 vs 山 武
(向こう側がバブコック日立)


【決勝トーナメント戦(7月17日,18日)】

 決勝トーナメント戦は,予選グループ戦を勝ち上がった20チームに,推薦出場でシードチームの5チームを加えた合計25チームで競われました。
 第5シードの広島県代表「マツダ」は決勝トーナメント2回戦からの出場で,秋田県代表「TDK」と対戦し,苦戦したもののフルセットの末2−1で勝利して準々決勝に進みました。しかし,準々決勝では第4シードの群馬県代表「群馬銀行」に0−2のストレートで破れ,惜しくもベスト4進出はなりませんでした。
 ベスト4は前回優勝で第1シードの埼玉県代表「パイオニア所沢」,第2シードの大阪府代表「松下電池工業」,第4シードの「群馬銀行」に加えて,準々決勝で第3シードの長野県代表「セイコーエプソン」を破る金星を挙げた兵庫県代表「三菱電機紅菱会」の4チームが勝ち残り,最終日の準決勝に進みました。
 最終日は第1シード「パイオニア所沢」と第2シードの「松下電池工業」がそれぞれ順当に決勝に勝ち上がりましたが,決勝では「パイオニア所沢」が「松下電池工業」をセットカウント2−1で破って2年連続2回目の優勝を飾っています。

−以上−